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◆◇第33回北海道消化器癌化学療法研究会学術講演会・総会◇◆

2015.12.01

◆◇第33回北海道消化器癌化学療法研究会学術講演会・総会◇◆

2015年11月27日ホテルニューオータニにて第33回北海道消化器癌化学療法研究会学術講演会・総会を開催いたしました.

始めに,HGCSG事務局 中積 宏之先生より,海外学会における消化器癌領域の最新レポートが報告されました.

その後,HGCSG事務局 川本 泰之先生より,HGCSGでの臨床試験について,報告された学会・論文等の学術成果と,現在進行中の臨床試験の進捗状況,今年の新しい臨床試験などについて発表が行われました.

新規臨床試験としては、

HGCSG1403:治癒切除不能な膵癌の1次治療に対するオキサリプラチン+イリノテカン+S-1併用療法の第Ⅰ相臨床試験(OX-IRIS)

HGCSG1404:切除不能・再発胃癌に対するS-1+ナブパクリタキセル+オキサリプラチン併用療法の第Ⅰ/Ⅱ相試験(SNOW study)

KSCC1501/HGCSG1501 化学療法未治療の進行・再発胃癌に対するオキサリプラチン+S-1(+トラスツズマブ)療法について検討する第Ⅱ相臨床試験

HGCSG1502:経口フッ化ピリミジン薬剤を含む標準治療に不応・不耐の切除不能進行・再発胃がんに対するbolus 5-FU/l-LV(RPMI)療法の有効性・安全性に関する多施設共同前向き非対照第Ⅱ相臨床試験(G-RPMI

など、多くの臨床試験が発表されました。

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その後会場を変え、特別講演として,香川大学医学部 臨床腫瘍学 教授 辻 晃仁先生より、「抗EGFR抗体薬の注意点」についてのご講演をいただきました.

辻先生の人柄が現れた優しい、わかりやすいご講演で、抗EGFR抗体薬には必発であるざ瘡様皮疹、乾燥、爪囲炎などについて細かくご説明いただきました.

その後には活発な質疑応答が行われ、抗EGFR抗体薬を開始する際は間質性肺炎のフォローアップを慎重にするべきであるというご意見や、皮膚障害が出現した場合は抗EGFR抗体薬を早期に休薬したほうがむしろ長く使えるなどのご意見が交わされました.

御講演いただいた辻先生,ご出席いただきました皆様方,週末のお忙しいときにも関わらずご参加いただきまして,誠にありがとうございました.

今後も引き続きHGCSGから新たな知見を発信すべく,事務局一同一層努力してゆきたいと思いますので,今後とも皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます.

(文責 澤田 憲太郎)

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