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第22回HGCSG総会report

2010.11.27

第22回HGCSG総会report

2010年11月26日、札幌グランドホテルにて第22回北海道消化器癌化学療法研究会学術講演会・総会を、大鵬薬品工業株式会社様との共催にて開催いたしました。

今回で22回目となるHGCSGの学術講演会・総会ですが、冒頭の北海道大学消化器内科学(第三内科)教授である浅香正博先生からの挨拶では、本会が22回という回数を重ね、また、HGCSGがグループとして成長を続けてきたということが、大学を中心とした事務局のみならず、参加・協力していただいた各施設のスタッフ及び関係各位のご協力の賜物である、とのコメントをいただきました 浅香教授 本会で小松からも申し上げましたが、改めましてこれまでの皆様のご協力に対しまして感謝申し上げます。

特別講演では、杏林大学腫瘍内科より、古瀬純司先生をお招きし、「膵癌の化学療法~最近の動向」とのテーマでご講演いただきました。 症例提示も交えながら 「stageIV症例においても組織学的検査が重要である」 「低悪性度の膵神経内分泌腫瘍、いわゆるPNETにおいては、今後SunitinibやEverolimusの日常診療での使用が期待される」 「転移性膵癌においては現在標準治療とみなされているのは依然Gemcitabineであり、S-1単剤、S-1との併用についてはGEST studyの結果で今後明らかになっていくと考えられる」 「今後期待されるGemcitabine+S-1や、FOLFIRINOXなどの強力な多剤併用療法については、適切な患者選択が必要である」 「局所進行膵癌については、化学放射線療法がGemcitabine単独に勝るというエビデンスはないが、S-1併用の化学放射線療法や、導入化学療法を先行させての化学放射線療法などが現在検討されている」 「エビデンスを踏まえ、患者さんの条件に応じた最適な治療を選択することが重要である」 と、最新のエビデンスや現在進行中の試験の内容も交え、ご講演をいただきました 続いて事務局の結城敏志先生から、ESMO(欧州臨床腫瘍学会)の主要トピックスについてのレポート、HGCSG事務局報告として、現在進行中の臨床試験についての進捗状況および学会発表実績、受賞について報告が行われました。

最後に、三沢市立病院院長である坂田優先生に総括をしていただき、膵癌化学療法、ESMOにおける結腸癌の分子標的薬併用療法の解釈、今後の本会の発展のため、といったところで忌憚のないコメント・ご意見をいただきました。

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